2011年09月30日

Q.相続関係の資料などに「相続や遺贈により・・・」とよく記載されていますが、『遺贈』とはどういうことを言うのですか?


A.『相続』は、原則として死亡によって開始し、相続人は被相続人の財産に関する一切の権利義務を承継することをいいます。それに対し『遺贈』とは、遺言によって遺産の全部または一部を特定の人に無償で与える行為のことをいいます。遺贈の利益を受ける者を「受遺者」、遺贈を実行すべき義務を負う者を「遺贈義務者」と呼びます。遺贈は受遺者の意思とは関係なく、遺言者の単独行為であり一方的な意思表示です。ただし、遺留分に関する規定に違反して遺贈を行うことはできません。
贈与をした者の死亡により効力を生ずべき贈与である『死因贈与』は遺贈に似ていますが、契約である点が遺贈と異なります。相続税法上は、この『死因贈与』は遺贈に準じて取り扱われます。


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2011年09月16日

Q.離婚に伴い、一部財産を貰うことになりました。今回受け取る財産は贈与税の対象になるのでしょうか?


A.離婚により相手方から財産を貰った場合、通常、贈与税はかかりません。これは、相手方から贈与を受けたものではなく、慰謝料などの財産分与請求権に基づき給付を受けたものと考えられるからです。
 ただし、次のいずれかに当てはまる場合は、贈与税の課税対象となりますので注意して下さい。

 1.分与された財産の額が婚姻中の夫婦の協力によって得た財産の価額やその他すべての事情を考慮してもなお多過ぎる場合
 この場合は、その多過ぎる部分に贈与税がかかることになります。

 2.離婚が贈与税や相続税を免れるために行われたと認められる場合
 この場合は、離婚によって貰った財産全てに贈与税がかかります。



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2011年09月02日

Q.親族が交通事故で亡くなりました。事故の加害者から損害賠償金を受け取ったのですが、これにも相続税がかかるのでしょうか?


A.被害者が死亡したことに対して支払われる損害賠償金は、相続税の課税対象になりません。この損害賠償金は遺族の所得にはなりますが、所得税法上非課税規定がありますので、税金はかからないことになっています。
 この損害賠償金には慰謝料の他に、逸失利益(もしその人が生きていれば得ることができる所得)の保証金なども含まれます。
 なお、被相続人(亡くなった方)の生存中に損害賠償金を受取ることが決まっていたが、受け取らないうちに死亡してしまった場合には、その損害賠償金を受け取る権利すなわち債権が相続財産となるため、受取る損害賠償金は相続税の課税対象になります。


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