2011年12月26日

Q.遺産分割にはどのような方法がありますか?


A.相続が発生すると、相続財産は、相続人全員の共有とされます。これを各相続人に個別に分配することを遺産分割といいます。
最も一般的な遺産分割の方法は「現物分割」です。現物分割は、自宅は長男、預金は次男というように、各相続人がそれぞれ個別の財産をそのままの形で相続する方法です。この方法で遺産分割協議がまとまれば理想的ですが、被相続人の遺産が自宅のみの場合など、現物分割が実質不可能な場合もあります。
そこで、遺産分割では現物分割の他に「代償分割」、「換価分割」といった方法をとることができます。代償分割とは、特定の者が相続財産を取得し、その取得者が他の相続人に対しその代償として金銭を支払う分割方法です。換価分割とは、相続財産を未分割のまま換金処分して、その売却代金を分割する方法です。例えば、あらかじめ売却の決まっている資産の場合には、この方法により売却後の代金を相続人間で分配します。


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2011年12月12日

Q.突然、税務署から「お尋ね」の文書が来たのですが、なぜでしょうか? 何か注意しなければならないことなどはありますか?


A.不動産を購入、新築、または相続によって取得したりすると、税務署から「お尋ね」の文書が送られてくることがあります。この文書を送付してきた税務署の目的は、資金の出所を調べることで贈与税などの課税を行うことがねらいです。
 「お尋ね」では、建物の構造・用途、家屋の所有者が共有かどうか、敷地の面積・所有者、家屋の建築工事費・購入代金、建築付随費用(登記料・仲介料等)、支払代金の調達方などを回答することになっています。支払代金の調達方法については、税務署の調査の目的となりますので、注意が必要です。
本人の所得などと照らし合わせて、不釣合いなほど高額な住宅を購入していたり、返済に無理を生じるような住宅ローンの借り入れをしていたりすると、税務署に疑いの目を持たれる可能性があります。また、現金・預金など資金の出所を記入する場合は、所得に比べて自己資金が多額だと不自然ですから、贈与を受けているときは、贈与の申告をした方が良い場合あります。親からの借入金がある場合などは、金銭消費貸借契約書を作成し、返済方法、返済期間、金利等について取り決めをしておくことも必要です。併せて、返済の事実を証明する書類等の用意をしておくことをおすすめします。
この「お尋ね」に対する回答は法律に定められた義務ではないため、回答しなかったとしても罰則規定等はありません。しかし、税務署に不審に思われると税務調査に発展する恐れもあるため、たとえ指定の日より遅れたとしても正確に回答を提出しておく方が良いでしょう。


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