2012年01月27日

Q.母が亡くなり、兄と私で遺産を相続することになりました。先日、税務署から兄の相続税を納付するよう私に通知が来ました。兄の相続税についても私に納付する義務があるのでしょうか?


A.相続税には、連帯納税義務があります。税務署が当該相続人について、納税が不可能と認めた場合には、相続人が共同してその税金を負担する必要があります。
 連帯納税義務とは、相続人が複数いる場合に、そのうちの誰かが相続税を払えない場合には、その他の相続人で税金を負担しなければならないというものです。連帯納税によって納税を行う場合には、延納は認められていません。
連帯納税は、相続税を回収する最終的な手段として発生する義務です。税務署が納税義務を有する人の資力を調査し、税金を払わせる努力をした上で、それでも納税が不可能という判断を下したときにのみ発生するもので、相続人のうちの誰かが相続税を納めなかったからといって自動的に支払いを要求されることはありません。
連帯納税の発生を防ぐためには、相当額の預金を最初から準備しておくことや、相続税を払えない相続人に対して、はじめから相続財産を渡さないなどの事前対策が必要です。自分以外の相続人がどのくらい負債を抱えているのかをある程度把握しておく必要があるといえるでしょう。

posted by 税理士藤田事務所相続専門チームQ&Aブログ at 17:38| Comment(0) | 相続税に関するQ&A